新型コロナウィルスにより、外出中にはマスクが必須となっています。
東京では30度を超える日もあり、いよいよ夏に向かってきている感じがしますよね。
これからの季節ただでさえ暑いのに、自分のためにも周りの人のために、やはり外出時はマスクが必須となります。
しかし専門家の方も警鐘を鳴らしているように、夏のマスクはかなり熱中症になるリスクが上がってきます。
では、マスクをしながらできる熱中症対策を5つご紹介していきます。
目次
2019年5月〜9月の熱中症による救急搬送状況は?
2019年5月〜9月の熱中症による救急搬送状況がこちらです。
5月 | 4,448人 |
6月 | 4,151人 |
7月 | 16,431人 |
8月 | 36,755人 |
9月 | 9,532人 |
去年だけでも多くの方が熱中症により搬送されていることがわかります。
ただでさえ暑いのに、今年は外出時にマスク・・・でも感染予防のため!終息に向かって頑張りましょう!
夏にマスクを着用すると、熱中症のリスクが高くなる理由は?
マスクは顔の半分を覆うため、熱がこもり体温が上昇しやすくなります。
その理由について、お医者さんがお話されていました。
横浜相原病院の吉田勝明院長によると、
「人は体内の熱を皮膚から放熱して体温の上昇を防いでいます。汗をかけば汗が蒸発する時に気化熱が放熱を助けます。しかし、顔の半分を覆うマスクをすると、放熱が十分に行われず、熱中症のリスクが高まります。」
帝京大学医学部付属病院高度救命救急センター三宅康史さんによると、
「マスクというフィルターがあることで、頑張って吸って吐いてとすること自体が熱を生み出すことにつながる。汗もかくし、熱中症の危険性が高まることを意識してほしい」
と話されていました。
また、
マスク着用により、湿度が高まるため、のどの渇きを感じにくくなります。
しかしマスクは着用しないといけませんよね。
それでは今すぐはじめれる、熱中症対策をご紹介していきます。
①【新型コロナウィルス対策】マスク着用しながら、夏の熱中症対策
上記の熱中症のリスクが高くなる理由でも記載したように、マスクは顔の半分を覆うため、体温が上昇し、熱がこもりやすくなります。
吉田院長によると、
「顔は凹凸があり汗をかくのに優れた放熱機関ですが、マスクを着用すると機能しません。そのかわりに胸元や腕、足首などを露出して放熱するといいでしょう」
熱中症対策として、体からなるべく熱を放熱するために、胸元、腕や足首などを露出し、体内から熱が逃げやすいようにしましょう。
男性もノーネクタイだけでなく、半袖の開襟のシャツなどを着用し、なるべく露出する面積を増やすことが大切です。
会社などでも『スーツ着用絶対!』という規則を今年だけでも排除できると、通勤でも熱中症対策が出来そうですよね。
ある番組での検証結果です。
【外の気温が30度の場合】
屋上に行き、顔の表面温度を測ると、30度前後でした。
その後マスクを着けて十数分後・・・・
顔の表面温度を測ると、30度から37度にまで上昇しました。
この結果により、いかにマスクを着用すると、熱がこもりやすいかが分かります。
夏のマスクは暑いので、ひんやりしたマスクをつけてみる、というのも手かもしれません。
②【新型コロナウィルス対策】マスク着用しながら、夏の熱中症対策
口ではなく鼻呼吸をすると、マスク内の温度上昇を抑えられます。
③【新型コロナウィルス対策】マスク着用しながら、夏の熱中症対策
マスク着用により、湿度が高まることで、のどの渇きを感じにくくなります。
体は水を欲しているのに、のどが渇かないので水分補給は不十分になり熱中症になりやすくなります。
のどが渇いていなくても、こまめに、こまめに!水分補給をすることを徹底しましょう。
おすすめの軽量水筒はこちら♪可愛いので持ち運ぶのも嬉しくなります。
また、外出時にお水が無くなった!という時でも浄水機能付きの水筒も重宝します。
④【新型コロナウィルス対策】マスク着用しながら、夏の熱中症対策
2020年の春は外出自粛により、運動不足の傾向にあり筋肉量が減っています。
筋肉は身体に水分を貯めるもっとも大きな臓器なので、筋肉量が少ないと保持できる水分量が少なく、脱水になりやすいです。
身体の水分をたくさん保持できるように、ご自宅などで筋トレを行ましょう。
⑤【新型コロナウィルス対策】マスク着用しながら、夏の熱中症対策(洋服)
体に熱がこもるのをなるべく防ぐために、リネン(麻)や、コットン(綿)などの通気性が良い素材の服装を選びましょう。
このように簡単なことですが、意識一つで熱中症のリスクを減らすことができます。
今年はとても大変な年ですが、終息に向かって力合わせて乗り切って行きましょう!